企業における「人材育成」というと、代表的なものに「新入社員研修」があります。
新卒社員を採用する企業では、形こそ違えほぼ全ての企業で新入社員研修が実施されます。今回は、人材育成として新入社員研修をみていきましょう。
まず新入社員研修で必要になるのが、社会人としての意識、マナーを教えることです。
日本の場合、大学教育で「社会人としてのマナー」や、電話の取り方、挨拶の仕方、名刺の渡し方、名刺の頂き方などを学ぶことはありません。人材育成の前に、社会人として使えるように形を整える必要があるともいえます。
そうした社会人としての常識、マナーを身につけたうえで、会社の業務に関する基本情報を身につけていくことになります。組織のこと、業務のこと、業界のこと・・・。まずは、基本的なことをインプットしていくことになります。
もちろん、入社前に新入社員は自分なりに自覚を持って会社にきているはずですが、自覚が足りない、覚悟が足りない、情報格差、によってばらつきが生じてしまうのが常です。まずは、そうしたバラツキをなくしていくことが必要となります。
人材育成を考えるときに、ポテンシャルをどうやって測るかということについても考えておかねばなりません。以前であれば、偏差値の高い大学を卒業した人間であれば、能力が高く企業にとってプラスになるだろうという予測が立ちました。
しかし、現代では好偏差値の大学を卒業した新入社員は、能力が高ければすぐに転職してしまうし、能力が低ければ会社に残ってくれるが、能力が低いため使い物になるまでに時間がかかるというジレンマを抱えてしまっています。